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2011年01月25日

たばこであそぶ_そこが知りたい。2

もうすぐ完成するキセルの名前を付けるならばと妄想中。
機能と形状から参照すれば「シガレットホルダー」がたぶんソレだ。
でも「シガレットホルダー」が欲しくて作り出したわけではなく
「キセルが欲しい」からはじまって、しっくりするスタイルを求めていたら
その存在を知らぬまま着地しただけのこと。
ふっふっふ、動機が違うのだよワトソン君。(はいそこ、優しく見守って)

・・・っていうか「シガレットホルダー」と素直にそう呼べない。
ほんとのお母さんじゃないのに「母とお呼び」と強要されてるようなものか?
「ポット」ではなく「魔法瓶」だったように、私も心から「魔法瓶」と言いたい。

そんなこんなでどんな漢字を当てがわれていたか気になってきた。
ふたたび「タバコの歴史」を読む、、、じゃなく見る。
が、文字に絞ると「きせる」は「希施婁」くらいしか見つけられず。
でも「たばこ」はさすがに登場回数も多くいろいろ見つかった。

烟草(煙の古形、総称的扱い)
多葉粉・多葉古(「刻」「割」が頭についたりするので刻みタバコっぽい)
佗波古・淡婆姑(頭に「巻」がついたりするのでシガーっぽい)
淡巴菰(中国への伝来の頁にあった。宋国(ルソン)から福建省に伝わったらしい)

そしてもうひとつ「莨菪」なにこれへん。

この字がなんでたばこと読むん?
当て字っぽくないし、各自どう読むのかさえわからない。
ああ馬鹿って大変といつものように、Macで「煙草」を変換する。
なんと「莨」という漢字も出てるではないか、えー?!
もっと早く気づけ自分とツっ込みながら
読めない漢字を部首検索してじぃっと同じフォルムの漢字を探す。

音読みは「莨(ロウ)」
「菪(トウ)」は訓読みで「菪(おにひるぐさ)」、、、へ?草?植物っすか。

オニヒルグサ(Macは鬼昼草と素直すぎる変換をした)検索。

ハシリドコロ(走野老、莨菪、Scopolia japonica)
ナス科ハシリドコロ属。
別名、キチガイイモ、キチガイナスビ、オニヒルグサヤ。

・・・別名がコワい。

この後「タバコの歴史」の中で

向井吉重の「会津旧事雑考」でタバコを「莨菪」と記してあるのは
日本も最初は薬草として紹介(林羅山の「新刊多識編(1649)」の「毒草部第四」)され
この新しい植物を日本にも自生する「莨菪(ロウトウ)」と混同したため。
別種にもかかわらず本に従いしばらくたばこの文字に「莨菪」当てがわれていた。
その後、藤本(畠山)箕山の「色道大鏡(1678)」の「寛文格」で
「煙草のこと、莨菪(らうと)とかけども莨菪ハ誤りなり、煙草とかけるをよしとす」
と正された。・・・と書いてあるのを発見。※内容かいつまみ

ばかばか自分、ああ徒労(涙)こっちも当て字じゃん。

またいつものように脱線しまくってしまった。
そう、ストレートタイプのキセルの名前の妄想だってば。

まず「ストレート」を和風に表現して「通常のキセル」との差異をアピール。
「銀キセル羅宇真鍮造・直向(ぎんきせるらうしんちゅうつくり・ひたむき)」
「銀キセル羅宇真鍮造・雁首(ぎんきせるらうしんちゅうつくり・がんくび)」

デザインと素材や形状をアピール。
「銀キセル(髑髏繋ぎ・真鍮羅宇・直向)」

南蛮渡来で夜露死苦。
「髑髏繋銀製烟管烟草羅宇真鍮造」
(どくろつなぎひたむきぎんせいきせるたばこらうしんちゅうづくり)

はてさて、どんな名前になるのかしら。


投稿者 jam : 2011年01月25日 21:59