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2022年12月16日
針山と碁笥とハリス
猫脚の木製オルゴールの蓋ナシみたいな
イギリスアンティークのピンクッションを見かける。画像で。
大きくて安定感あって使い勝手良さそう。
なるほど良い感じのサイズの木の器にクッションを埋めれば良いんだ。
ボウルじゃ転がりそうだし宝箱だと蓋が邪魔。
でもただの箱じゃつまんなくてやる気が出ないし。
などと色んな器を思い出しこれ完璧なんじゃと閃き「碁笥(ごけ)」に到着。
白石が欠けて碁笥にヒビが入ってる勿体なくなさげなご隠居さんを使用。
お掃除がてら600〜1200番でヤスったらベルベットな手触りに。
気持ち良いからニスで仕上げるかは後で考えよう。
シリコン加工で錆止めにもなるポリエステル綿、バイリーンの「つや綿」と
ウールっぽくってフェルトっぽい残布で丸っこいミニクッションを作ってダンク。
フラワーアレンジメント並みにいっぱい刺さる。いえい。
蓋も出来た。しめしめ。
蓋はアゲハマの代わりに糸切りハサミと目打ちを置こう。
「ピンクッション」じゃなく「碁笥の針山」になってしまった。ええジャパンですとも。
「碁笥」の「笥」は「箪笥(たんす)」にもいる器の意味を持つ
万葉集にも登場する歴史ある古代日本の漢字。
ってことは碁笥(ごけ)じゃなく針笥(はりす)と呼んでも良いのでは。
などとくだらない事を考えながらもうひとつを仕舞った。
投稿者 jam : 2022年12月16日 16:52