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2011年05月23日

たばこでべんきょう_叺(かます)の素材

・・・字ぃだけで申し訳ございません。

「きせるとたばこ入れ(二の丸美術館)」用語解説録を元にひとり言をやや投入。

【金唐革(きんからかわ)】鞣した革に金属箔を貼り、金型で様々な文様を型押し、彩色して仕上げる17世紀初頭の南蛮渡来な文様エンボスレザー。異国情緒溢れる文様と色彩が当時の日本で珍重された高級素材。この革で作れば他も凝たりたくなって贅を尽くしたくなるのも当然かもしれません。

【菖蒲革(しょうぶがわ)】鹿の鞣し革に、藍地に白く菖蒲や馬、爪などの模様を染め出し革。この菖蒲革の名前は「勝武」や「勝負」とかけて、武士の鎧、武具などに好んで使用された。タンナーもマーケティングで勝負してます(笑)

【更紗(さらさ)】南蛮貿易で渡来した木綿布。主にインドやジャワ、シャムから伝来。やっと馴染みのある名前が出て来ました。

【棧留革(さんとめがわ)】インドのコロマンデル地方の異称「セント・トーマス」から伝えられたことから、この名前・・・せんととますがわ→せんとまがわ→さんとめがわ、、、な、なるほど。皺目のある鞣し革で上漆によって「黒棧留革」「赤棧留革」となります。

【蒲団革(ふとんがわ)】牛革を鞣して上漆をかけたもので、本来は座布団などに使用されていた革。へーっ!だからこの名前なんだ!!丈夫で柔らかい上質革。

【正平革(しょうへいかわ)】鎌倉末期以降に流行った文様革で、獅子と牡丹をアレンジした“藻獅子(もじし)”という図柄に“正平六年六月一日”の日付を入れた革。???・・・この想像し辛さにアバンギャルドなデザインの手応えを感じます。主に武将の鎧や武具に使用。そりゃそうでしょうとも。

【唐棧(とうざん)】江戸時代に輸入された木綿の縞織物。赤・黄・紺・白の細縦縞で通人に好まれた。なるほど、粋です。棧留革と同じく、セント・トーマスから伝来された為この名前。やっぱり(笑)

【羅紗(らしゃ)】紡毛織物を縮絨(しゅくじゅう)して作った厚手の毛織物。厚地の紡毛織物の総称。縮絨=フェルト化です。雛壇の赤い「毛氈(もうせん)」もそうです。ポルトガル語が語源。ラシャ鋏(布用裁ちハサミ)なんて言うくらいの布の代名詞的存在。

【天鵞絨(ビロード)】「てんがじゅう」とも「ベルベット」とも呼ばれる。パイル織物の一種。柔らかで上品な手触りと深い光沢感がチャームポイント。絹で織ったものを「本天」綿で織ると「別珍」。「コール天」は「コール・デュ・ロワ(仏語で“王様のお仕着せ”の意)」と「天鵞絨」のポートマントー(かばん語=混成語)。縦畝(たてうね)のある綿ビロード=コーデュロイです。

【伍呂服連(ごろふくれん)】舶来の梳毛(そもう)織物。主に羊毛その他の粗剛な獣毛で織ったものを示す。染色により「藍伍呂服連」「縞伍呂服連」などと称する。江戸では「ゴロ」上方では「フクリン」と並び称された。フクリンの方がかわいくて好き。

【縫潰し(ぬいつぶし)】刺繍技法の一種。一粒一粒玉縫いを施して、布面全面を刺繍で文様にしていく緻密で繊細な手間のかかる技法。下地を覆う「縫潰し」に対して、生地を残すまばらな玉縫いを「相良縫い(さがらぬい)」と呼び、フランス刺繍ではフレンチナッツステッチと言うそうです。名前が変わるだけで想像する華やかさの質も変わってきます。

投稿者 jam : 2011年05月23日 14:59