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2018年03月30日

月と夜の桜

今週はもう店にいる場合じゃねぇってくらい桜、桜、桜。春の旬。

お客さんが同情して春の便りをくれる→もっと見たくなる→便り増量→さらに見たくなる

嗚呼、ヒトの褌で相撲を取るだけじゃなく自分のでも撮りてぇ。

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・・・というわけでセントラルパークに到着。

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わぁいセントラルブリッジだぁとはしゃぐミドルエイジおのぼりさん風ショット。

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月と桜のツーショット大会_その1

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月と桜のツーショット大会_その2

満月は明日。

花月見ができるかも。

投稿者 jam : 19:49

2018年03月24日

CLUB ENDOJI

ちょこっとだけアイリッシュミュージックパーリーへ

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今日と明日、東の円頓寺で開催中です。

そしたら金比羅さんでちょこっとだけお花見もできてラッキー。

「クラブ円頓寺」、明日もあります。

アイリッシュは土日両日ともに12時から14時です。※イベントは11時→20時

クラブ音響なアイリッシュミュージックは新鮮でした。

昭和28年当時のJAMJAMは「円頓寺クラブ」という名の

貸しスクーター屋さんだったのを思い出しました。

投稿者 jam : 17:13

2018年03月22日

日の当たる場所へ・2

帯化粧が面白く帯地や反物を天井から垂らしてみたくなる。

暖簾というよりパネルカーテンみたいな感じ。

境界の都合上、あみだクジのように這わすしかなく

固定するならビスしかないけどロープだとダレるし固定に悩む。

任意の位置にビス孔がありカンタンに固定出来る細長く薄く丈夫な板。

・・・なぁんていう都合の良い部材があるわけねぇ。

なんかないかしらと脳内にある材料リストを物色。

編みベルトが近いけど孔の間隔が広いし革だって伸びるしなぁ。

細くて伸びない素材で6〜8mの長尺のヒモ・・・はっ!!!!

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とっといた歴代のスピーカーケーブル。まず先端の銅線部分をカットカーット。

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編むには太いので2芯を赤と黒に裂いて三つ編みして1芯で2本作ることに。2芯最高。

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硬くて長い三つ編みに小一時間ほどかかり指がヘロヘロになったけどデキた。

いえーいじっけんじっけーん。

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うむ、タッピングビスなら留めやすいし安定。孔スパンもなかなかよろしい。

ちょっと奥さん・・・洗濯ロープにいーかも。

等間隔で干せるし風に飛ばんし重みで撓むのも少しは緩和できるし。

あとケーブルの編み目に裂いた布帛や紐やビーズとかいろいろ通しても面白いかも。

どうもハムタローのDIYリサイクルは欲求と不自由が揃うと巧い着地をしてくれるらしい。

投稿者 jam : 17:42

2018年03月18日

CARRY FIRE

音楽好き好き友達が久しぶりに来店。
いつも必ず「私が好きそう」と思うアルバムを持ってきてくれる。

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今回はRobert PlantとU2の新譜とCourtney Barnett & Kurt Vile。
あとBéla Fleck & Abigail Washburnの新譜も聴かせてもらった。

Robert Plantは前作も好きだけど今回のはもっと好き。傑作だと思う。
アルバムの仕立て方も好きだ。ドラマチックで媚びてなくて超カッコ良い。

U2のチャラくてキャッチーなイマドキ感も嫌いじゃない。
そう、ヤなのにハズカシイのにクセになっちゃう感じがU2なんだよなぁ。
っていうかうるさくないギリギリの大きいボリュームで聴くとみんな気持ち良い。

「こんなに音が変わるもんなんや、ええなぁ。」と褒めてもらいエヘーとなる。

ちょっと良い音で聴きたいがためにアレやコレやと助けて貰い
極寒の中、青アザだらけの筋肉痛な日々を送った甲斐があったと春を感じた。

投稿者 jam : 15:59

2018年03月16日

これで飲むならブラックで

十六一重表菊紋と飛鶴文様のコーヒーカップ&ソーサー。

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ふっ おめでてぇヤツだぜ。

黒塗りに金がいとおかし。

投稿者 jam : 15:45

2018年03月13日

路肩の花

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iPhone もたまに外で良い仕事をする。

投稿者 jam : 13:41

2018年03月06日

シェニール織のハンカチ

「ドイツのお土産。はいドイツでしょ?」と
FEILER(フェイラー)のハンカチをいただいた。

「おばさまが好きでよくカバンとか持ってる」的なイメージが若かりし頃からあり
柄がクールってわけでもないので普通に通り過ぎていた存在。

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んが、触ってみたらさあ大変。
しなやかで優しい肌触りが最強にステキ。
これでパジャマとピロケース作りてぇ。こりゃおばさま好むわ。

シェニール織はゴブラン織と同じくヨーロッパ発祥の伝統織物。
18世紀末にスコットランドで生まれドイツで育つ。
フェイラーも同じババリアで誕生。

シェニール織は一度織り上げた織物を切断しモール糸にしてから
横糸として再度織り上げるという手間ひまかかった両面パイル織物。
日本ではその行程から「再織」と呼ばる。なるほど。

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完成図通りに織り上がるようにざっくり織って4mmに切って
糸にしたのを織ったら裏表同じ柄が出来るんだ。うん全然わからん。

長年愛用できるタフさがあるのに肌触りが良く
切ってもほちけずリメイクしやすい。うんドイツだ。

自国の伝統を自国で製造して世界中で販売できるって誇らしいよなぁ。
日本の伝統がふと頭をよぎりちょっと寂しい気持ちにもなった。

ドイツの中のドイツなお土産をいただいた。
日本の中の日本なお土産・・・日本のフェイラーってなんだろう。

投稿者 jam : 15:52

2018年03月05日

程遠く

たくさん仕込むと後がラク。

たくさん仕込むからしばらくやりたくなくなる。

手間がかかる割りに希薄な存在。

作り置きしたのはもう使い切っちゃったんだよなぁ。

ないものは仕方ない「布目に対して斜めに裁つ」バイアステープを作るか。

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布目に対して45度の直線を35mm幅で何本も引きチョキチョキ裁断。

ロータリーカッターとどっちがラクかいつも悩むけど

結局いつも使い慣れてる裁ちバサミにするというバイアスがこっちにもかかる。

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テープメーカーとアイロンで18mmのバイアステープ誕生。

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板段に巻き付けて落着。今回は縫い繋いで長くするのはナシに。

過去のカバン作りで長尺のバイアステープの出番は無く

せっかく縫った繋ぎ目の厚みが邪魔で再び裁ち落とすやるせない所業を幾度したことか。

ゲシュタルト崩壊して裏表間違えたりするから縫い繋ぎ超キライなのに。

「バイアスとは偏りである」おっしゃる通りで。

投稿者 jam : 18:33

2018年03月04日

長い間

和柄のリメイクはするけれど着物のリメイクはしたことがない。
手がかかるのに普段着にはできないから。
けれど「他に頼める人がいない」と困っていたらやるしか。

オープンからのお客さんのママンの留袖のリメイク依頼。
トートバッグならなんとかなるかもと頑張ってみることに。

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ものすごく状態の良い留袖。超きれい。
若い時に作ったから今は柄が合わず娘世代には着丈が合わない。私はピッタリ。
タフでカジュアルなメンズコットン素材から
いっきにデリケートでエレガントな正絹へ。大丈夫か?オレ。

まずは着物をほちくところから。
見頃から袖を外し衿山、衿下、裾の順にほちいて表裏を分けて残りの縫い目もほちく。
返し縫い、袖付け止まり、四つ止めには特に気をつけましょう。

はぁいとひとり二役をしながら丁寧に丁寧にひたすらバラす。
和裁してたらほちくのも上手になれるんだろうなぁとボヤく。

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裾の金糸の留め糸がほどけていたのを縫い直してほどき完了。

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内側用袋布にする予定の8号帆布。2号から11号まであって数字が小さいほど厚くなって
定番デニム(13.5〜14oz)は9号帆布とほぼ同じ厚みなんだって。ふーん。
図書館や本屋さんへのシャトルバッグにしたいということで内側はタフ採用。

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幅広い用途に使いやすいという安定の接着芯「バイリーンR111」。
せっかくの着物の風合いやドレープが出せるなら出したいしと思い
カッチリする不織布でなく織りにすることに。ほんとに大丈夫か?オレ。

そして着物地へのアイロン試し。
当て布ナシでスチームアイロンを直接プレスしても大丈夫かな試しと
クッキングペーパーを当て布にしてスチームアイロンで接着芯を試し貼りと
ドライアイロンで縫い割りのお試し。

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上がR111で下が留袖の裏側。表にさしたる変化は出ずよっしゃぁとなる。
接着芯を貼ると繊細で儚げな感じから柔らかなハリが生まれた感じに。
ミシンで縫っても良い気がしてきた。すげーな接着芯て。
初めてだらけで苦手ばかりで心配だらけだったけどちょっと楽しくなってきた。

・・・なんてことを洋裁本とにらめっこしながらする日曜日。オレ大丈夫かも。

投稿者 jam : 19:09

2018年03月03日

桃の節句とひな祭り

桃の節句は「peach festival」ちょっとマリオな。

ひな祭りは「Doll's festival」節句も祭りもフェスティバル。

木目込み雛人形は「Kimekomi hina ningyo (dolls) 」まぁそーだよね。

木目込み人形は、木や桐塑(とうそ)で作られた人型に
衣装のシワや模様を筋彫りして、その筋目に布の端を
目打ちで差し込み衣装を着ているように仕立てたお人形。
衣装の端を木の目に込むから「木目込み」人形。目ぇが肝。

はや半世紀越えで約50年モノ。

「Half a century」で「about 50 years old」ってことに。

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んでウチの子は五段飾りなので

a five-tier display of wooden hina dolls with Japanese costumes made from cloth with the edges tucked into grooves in the wood, and a tiered-display of successive hina dolls

「木目込み雛人形 五段飾り」だけでこんなになるらしい。長いなぁ。

三人官女や五人囃子、右大臣と左大臣、菱餅や毛氈に金屏風に雪洞。
日本人でもどこまでが常識なのか悩むのに、しても良いのかまず悩む。

投稿者 jam : 16:40