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2013年02月27日
着物と作務衣とカシュクール
昔、泥簿日記が「作務衣シャツ」というアイテムを出していた。
素材は天竺綿で作務衣と同じ打ち合わせのパターンで襟付き。
他にも鹿の子素材を使って作務衣の襟に当たる部分をリブにした
「作務衣風ポロ」という、「うまいっ!」って思ったやつもあった。
ビジュアルも個性的で着ると大人カッコ良かったなー。
そういう、着る人の体型や使い勝手に服が融通してくれて
がしがし洗濯できて、カッコ良く着たり、ラフに着たり出来るのが欲しい。
着流し感覚でドレープも欲しい、いろいろ隠せて助かるから。
そういえば前が合わさって「V」になってヒダヒダしたやつってなんていうんだろう?
検索したら「カシュクール」の枕言葉が付いたアイテムが近い。
「カシュクール」・・・聞いた事ある。
昔、スタイリストさんが「便利なんですよー」っつってた記憶が。
そも「カシュクール」って何?
どんな意味?部位を差す?形状そのもの?
どういう資格があれば「カシュクール」なのだ?
「カシュクール(cache-cœur))」はフランス語で
「隠す(cache)」と「心臓(cœur)」が合体した言葉なんのだそう。ナルホド。
胸のあたりを隠すように、上半身を巻きつけて打合わせを着物風にし、
本来はボタンを用いず前や後ろで結んで整えるタイプが多い。
元来の意味では、ベストやボレロのように短めのものだったのが
巻きつけるタイプのブラウスやシャツ全般をいう幅広い解釈になってるよう。
・・・検索した時はワンピースもあったな。さらに広がっとる。
ラップワンピースっていうよりも「カシュクールワンピ」のが馴染みが良いからか?
アメリカでは「wrap blouse」。「wrap(包む)」ラップスカートのラップか。
イギリスだと「wrap blouse」の他に「ballet top」ともある。バレエトップ?
あの?ダンサーがレオタードの上に着てる丈短の?前で結んどるやつ?
あれがカシュクールだったのか、へー!ほー!そーだったのかー!!
そりゃアン・ドゥ・トロワなんだからカシュクールもフランス語だ。
ってことは、着物も作務衣も赤ちゃんの肌着も資格ありってことか。面白いなぁ。
※ 「ドレープ(drape)」とは「衣類や布などを優雅にまとわせる」という意味で、ゆったりとしたひだを入れることや、自然にできた布のたるみの事。ギリシャ神話の女神さまみたいな優美なシルエットになるため、エレガントなドレスなどによく用いられる。
投稿者 jam : 2013年02月27日 18:48