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2013年02月17日

タイホルダーとクラヴァット_ネクタイってナニ?

「ネクタイ(necktie)」は首(neck)を結ぶ(tie)ことから生まれた造語。
英米では短く「tie(タイ)」もしくは「cravat(クラヴァット」と呼ぶのだそう。
仏(cravate)、伊(cravatta)、独(Krawatte)も含めると
「cravate」のが一般的らしい。っつーことは「クラヴァットホルダー」とか
「クラヴァットバー」って海外では言うという事になるん?

ネクタイの歴史といえばフランス国王で太陽王と呼ばれた
ルイ14世(在位1643〜1715)にまつわる誕生話が欠かせない。らしい。ほぅ。
王の警護にやってきたクロアチア軽騎兵隊の兵士が首に白い布きれを巻き付けていて
それを見た王が白いレースで同じものを作らせ、それがきっかけで宮廷で流行ったそうな。

「クロアチア(Croatia)」をフランス語で「クロアット(Croate)」と表現して
それが訛って「クラヴァット(cravate)」。ばんざーい、ばんざーい。
これがネクタイの元祖で語源。というのが定説らしい。なるほど。

面白いのは当時、戦場での兵士の負傷除けのお守りとして妻や恋人が布を贈る。という
習慣があって、クロアチアの兵士たちはそれを忠実に守っていた。というところ。

戦時の日本でも戦闘機に乗る兵士が白い絹のスカーフを首に巻いていたのを思い出した。

日本にネクタイを伝えたのはあの、ジョン万次郎。おーっなぜかテンションが上がる。

1851年(嘉永4年)にアメリカから「白鹿襟飾三個」を持ち帰ったのが最初。

1867年(慶応3年)片山淳之介(福沢諭吉の筆名)が著した書物『西洋衣食住』に
「ネッキタイ(襟飾)」「首巻きコラルこと襟締ネッキタイ」とある。
ジョン万次郎が名付け親なら、日本だけ「ネクタイ」で良いと思います。

1882年(明治15年)に輸入ネクタイが初めて販売され
1897年(明治30年)ネクタイ問屋が自家製織を始めたそう。

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結び方はエスカイヤノット(Esquire Knot)が気に入ったのでコレ。
アメリカのメンズ雑誌『エスカイヤ』が紹介したところからこの名があり
「セミウィンザーノット」「ハーフノット」と呼ばれる結び方と同じ。

「プレーンノット」と「ウィンザーノット」の間の結び方。うん、そこが調度良い。
綺麗な三角形が生まれるのが特徴でレギュラーカラーはもちろん多くの襟型にマッチ。

『ネクタイの数学』によると「85種類はある」という結び方の中で最も
応用範囲が広い結び方とされている。なるほど。そこも調度良いんだな。

個人の創意工夫で結び方は自由に表現して良いんだけど
気をつけるべきは出来るだけ緩やかに結ぶこと。・・・そうなの?!

ギチギチに結ぶのは野暮の骨頂、とされるのだそうだ。そ、そうだったんですか!

だからネクタイは必ず「ディンプル(くぼみ)」を作るように結んで
その独特のくぼみ部分「センターデント」が洒落者の象徴となる
重要なアクセントになるんだそうな。ふむ、男も女もデコルテは大事なポイントなのだね。

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「カメレオンのタイホルダー」を装着したイメージが見たかっただけなのに。もー。

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どこにカメレオン着けるのかもよくわからない。もー。
まぁ、可愛いんだからどっちでもいっか。ねぇ?←誰に?

このウッキー柄のネクタイは小紋プリント・・・になるのかな?
英語では「hand blockd print(ハンドブロックトプリント)」。ふーん。
小さなモチーフの柄を散りばめるのが特徴で古典柄のひとつ。へーえ。
「space allover(スペースオールオーバー)」ともいう。・・・だんだん眠くなってきた。
規則性のある連続パターンは「幾何学紋様」とのコンボデザインというウンチクに?
まぁ、可愛いんだからどっちでもいっか。ねぇ?←だから誰に?

・・・メンズアクセサリーズは嗜好品と同じ感覚だ。というのはわかった。

※ 「メンズファッション大全/著者:吉村誠一 発行:繊研新聞社」よりかいつまみ

投稿者 jam : 2013年02月17日 18:00