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2012年10月10日

シャンブレーとダンガリーの違い

シャンブレーは平織りで、ダンガリーはデニムの一種なので綾織り。
デニムをスーパーライトオンスにした平織りがシャンブレー。
デニムの経糸と緯糸を逆にしてスーパーライトオンスにするとダンガリー。
シャンブレーは風合いや手触りが良く「ハリ」もあるので大好きな素材です。

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シャンブレー

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ダンガリー

せっかくなので、良く登場する素材を調べてみました。

織物で肝心なのは「織り方」と「経糸(たていと)」と「緯糸(よこいと)」です。
「経(タテ)糸」と「緯(ヨコ)糸」と書くのは絶対的な漢字だからです。

【ダンガリー(Dungaree)】デニムの一種でデニムより薄手。経糸に晒し白糸使い、緯糸に色糸を用いて「デニムとタテヨコ逆」のなのがダンガリーの特徴。

【シャンブレー(Chambray)】経糸に色糸、緯糸に晒しまたは異色糸使った平織物で、独特な霜降り効果のある織物。糸染め織物でなくては出せないもので、経糸と緯糸の配列を濃色(黒と赤、黒と緑など)や補色関係にすると玉虫効果もゲットできるのも特徴。

【オックスフォード(Oxford)】経糸・緯糸と2本ずつ引き揃えた平織り「斜子(ななこ)組織」の代表的な生地。緻密な織物にもかかわらず柔軟で平滑感があり、シワになりにくく、通気性があり地厚感があるうえタフ。ボタンダウンシャツの代表的な素材。「斜子」の乱れ組織がブッチャー。・・・ブッチャー?

【デニム(Denim)】ドリルの色糸使い。経糸に色糸、緯糸に晒し白糸使いの三つ綾か四つ綾の綿織物。表側に経、裏側に緯糸が多く出る組織にしている。もともとが作業用の生地のため、経糸に堅牢度の高い濃紺色であるインディゴブルーが基本となる。・・・ドリル?

【ドリル(Drill)】経緯糸に20番手単糸以下を使い、三つ綾か四つ綾の密な生地。日本では太綾ともいい、三つ綾を「雲斎」四つ綾を「葛城(カツラギ)」と呼ぶ。カツラギの双糸使いを「ウエストポイント」と呼び、米国の軍服地に使用されていて、士官学校のある場所から命名。「チノ」の別名。なるほど!!

【ジーンズ(Jean)】経緯20/1以下の糸使いの2/1(片面斜文織)斜文織物で20/1使いを20ジーンズと呼び、表に経糸が多く表れ、裏に緯糸が多く表れるため生地の表裏が異なる色となる。綾織り(斜文織)の代表格。千鳥格子やタータンチェックは両面斜文織。・・・デニムは両面斜文織とはまた違うのだろーか?

※「第三版 アパレル素材の基本(繊研新聞社)」より

投稿者 jam : 2012年10月10日 20:26