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2011年01月19日

ふるかはひでたか 個展 " 継 × 剥 "

期日:2011年2月12日(土)〜2月26日(土)
時間:13:00-21:00(木曜休廊)
場所:AIN SOPH DISPATCH(アイン ソフディス パッチ)
住所:名古屋市西区那古野2-16-10(円頓寺本町商店街 JAMJAM 奥入ル)
電話:052-541-3456

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「この展覧会はタイトルどおり、さまざまな素材やイメージを継いだり剥いだりして展開されます。「三枚の名所絵」「五つの日記」「九つの器」という、三つの連作から構成されています。新たな連作「三枚の名所絵」では、北斎、広重、英泉の残した名所絵を「つぎはぎ」して、それぞれ彼らが実際には描かなかった場所の名所絵を合成します。これは、観光名所の成立には、ガイドブック等によって流布された写真などによる既視感が不可欠との直感を下敷きに、日本の名所には恐らく世界基準として広重、北斎らの名所絵の既視感が貼りついているだろうとの連想が加わり、ならば名所絵自体のもつ既視感を利用して、まったく別の場所の名所的既視感をも、継ぎ接ぎをすることで合成できるだろうと思い至ったものです。「五つの日記」は、日常で出会った出来事にまつわる陶片を呼継ぎます。今まで浜辺の陶片で離島の歴史を紡いできましたが、この連作は陶片で語る日記のような作品になりました。そして「九つの器」では、人生や宇宙など、九つの事柄を、それぞれ器に擬えた文を掲げ、そのイメージを納める「器」に見立てた作品を制作します。いわば、器のための器です。物事の意味は、そこに積極的に意味を見ようとする人の行為によって立ち上がる ...「唯器論」的な見立ての入れ子です。 ふるかはひでたか」

投稿者 jam : 2011年01月19日 20:27